移動平均法による在庫金額の計算方法

在庫金額(棚卸評価額)の方法に移動平均法という方法があります。
在庫単価を取引毎に計算する方法でパソコンでも使わないと大変な作業になってしまいます。
当社の販売管理システムはこの移動平均法を用いて在庫計算を行っていますが、具体的な計算方法をEXCEL(エクセル)を使って解説します。

移動平均法の計算方法 

仕入の場合:

移動平均法仕入の場合
仕入
100円の商品を100個仕入れた場合、在庫数量が100個、在庫金額は10,000円となり単価は100円となります。
続いて110円で100個仕入れた場合、在庫数量が200個、在庫金額が21,000円、単価は105円となります。
仕入の場合には、仕入金額がそのまま在庫金額、在庫数量に加えられ、在庫金額を在庫数量で割ったものが在庫単価となります。

売上の場合:

では売上があった場合にはどうなるでしょうか?
移動平均法売上の場合
売上
売上は在庫数量、在庫金額に関係してきますので、無視する事は出来ません。
売上の場合、まず在庫数量から売上数量を引いて在庫数量を計算します。
この場合在庫数量は100個となります。
在庫単価はそのまま引き継がれ、105円のままとなり、105円が100個あるので在庫金額が10,500円となります。

EXCELの計算式:

Excelで計算式を入れるとすればE列は数量×単価
4行目から
F4は「=IF(B4="仕入",F3+E4,G4*H4)」
G4が「=IF(B4="仕入",G3+C4,G3-C4)」
H4が「=IF(B4="仕入",F4/G4,H3)」
後は、下へコピーで完成です。

「面倒だな」と思われたら、ネットワーク対応、低価格の販売管理システムも是非ご覧ください。

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